ネギトロ亭

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突然インターネットに繋がらなくなった : PR-500MI

我が家のネットが突然つながらなくなった。
結果としてはプラン切り替えのせいだったが、中々気づきにくい事象だったので備忘録として記しておく。

対象機器はPR-500MI、プロバイダはSo-netです。

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PR-500MI

■ 突然の回線切断

いつも通りネットを使っていると、突然切断されその後一切繋がらなくなってしまった。
繋がらなくなったのは22時過ぎごろ。
その日はプロバイダのプランを切り替えるための工事の予定日だった。
しかし回線工事は遅くても17時までのはず。
22時にはは既に終わっているはずだった。

■ 回線の切り替え

時は遡り2月頃、So-netの営業に押され、回線をNTT直契約からSo-net光プラスに変更した。
※プロバイダは元々So-net
回線切り替え後、So-netから無線LANルーターが送られてきたが、NTT回線の契約時にホームゲートウェイ用の無線LANカードが元々ついていたため、無線LANルーターは特に使わずにいた。
そこから数か月後、請求内容に「So-net 光 1ギガ対応無線LANルータレンタル」という月300円程度の謎の料金がかかっているのを発見した。
早速So-netのチャットサポートに連絡。
NTTで元々無線LANカードを使っていた場合、回線を切り替えると「So-net 光 1ギガ対応無線LANルータレンタル」という無線LANカードのレンタル料がかかるようだった。
So-net光プラスに回線変更した時点で無線LANルータが無料レンタルできているので、NTTの無線LANカードがなくてもWiFiが使える環境であった。
そのため、この無駄な無線LANカードのレンタルを解除することにした。

■ 品目変更

So-net 光 1ギガ対応無線LANルータレンタル」解除には品目変更が必要とのことだった。
質問を投げたチャットサポートから直接品目変更の申請ができるとのことなので、そのまま依頼。
品目変更の際
・派遣工事が必要になれば11,000円
・無派遣工事なら2,200円
・土日工事ならプラスで3,000円
の料金がかかるとのこと。
無派遣工事なら7か月程度でペイできますが、派遣工事になったらむしろ解除しないほうがお得な気もします。
しかし300円とはいえ無駄に毎月支払い続けるのは嫌である。
ということで無派遣工事であることに賭け、品目変更を行うことに。

数日後に確認の電話がかかってきた。
平日に行われる無派遣工事らしい。
一番安い形態で済んで良かった。
無派遣工事の場合、立ち合いも不要で裏で勝手に工事が行われ、プランが切り替わるようだった。
その工事が前述した回線工事である。

■ ホームゲートウェイの初期化

回線工事の日にネットが突然繋がらなくなったので、一番怪しんだのはやはり回線工事である。
まさかの工事失敗?などあまり考えたくない原因が頭を巡ったが、とりあえず手元でできることを試そうと、まずはホームゲートウェイの初期化を行ってみた。
しかし、ホームゲートウェイを初期化しても、プロバイダ情報を入力した後に一瞬ネットに繋がりはするもののすぐに回線が切断されてしまう。
よく見るとホームゲートウェイのランプも見たことない色が点灯していた。
またネットに繋がらなくなってからはホームゲートウェイのWEBページにも繋がらない状態になった。
http://192.168.1.1 みたいなアドレスのページ)

ランプのおかしな状態は次の通りだった。

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ホームゲートウェイのランプの状態

・初期状態ランプがオレンジ色
・オプションランプが濃い緑色
http://furry2011.blog.fc2.com/blog-entry-2873.html
こちらのサイトによると、
・工場出荷状態
ONU機能のみ利用可能
とのこと。

ここで不思議だったのは、初期化後プロバイダ情報を入力してからネットに繋がる前までは、ホームゲートウェイのランプは正常になり、ホームゲートウェイのWEBページにも入れたということである。
しかしプロバイダ情報を入力し、ネットに接続すると、やはりすぐにホームゲートウェイのランプが変わり、ネットに繋がらなくなる。
何度やっても同じ結果だったので、ホームゲートウェイの初期化で解決しなさそうだった。

■ かんたんセットアップツール

プロバイダ情報を入力しないでも、実はNTTの一部WEBページにはアクセスができる。
そこからインターネットのかんたんセットアップツールというツールがダウンロードできるのだが、それを試してみることに。

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かんたんインターネット接続

設定を進め、この設定ツールからプロバイダ情報を入力したところ、なんとネットに接続できるようになった。
しかし、コントロールパネルのネットワーク接続に表示されている接続情報が明らかに普通に接続情報とは違ったものだった。
しかもPCを再起動してネット接続するたびに、ショートカットからインターネット接続を開始する必要がある。
接続はできたが、恐らくこれではないらしい。
設定を削除して別の解決策を探ることに。

■ 遂に見つけた解決策

https://okwave.jp/qa/q9785635.html
まさに今の状況にどんぴしゃ。

● 引用

よく見ると、RS-500KIは「初期状態」のオレンジランプがついたままになっています。(自分で初期化した覚えはない。)
さらに初期化スイッチで初期化作業をしてみても何も変化せず、どうやらうちのRS-500KIは、バカでかいだけのタダのONUとなってしまったようなのです。

NTTはどうやら、各家庭においたホームゲートウェイ本体を、遠隔で操作してモード変更みたいなことができるようなんですね。

なるほどー!!
全てを理解しました。
ウチのホームゲートウェイもただのバカでかいだけのONUと化していました。
原因が分かれば後は解決あるのみ。
ホームゲートウェイからルーター機能が失われたということは、So-netから送付された無線LANルータールーターとして機能させる必要があります。
なるほど、これのために必要だったのかとこちらも納得。

今までは

インターネット
 │
ホームゲートウェイルーターWiFi
 ├ PC
 └ WiFi機器(スマホやゲーム機等)

と繋いでいたものを、

インターネット
 │
ホームゲートウェイ
 │
無線LANルータールーターWiFi
 ├ PC
 └ WiFi機器(スマホやゲーム機等)

と繋いでやる必要があります。
また、その際プロバイダ情報を入力するのは無線LANルーター側です。
設定を終えると無事にこれまで通りインターネットに接続することができるようになりました。

無線LANカード返却

品目変更後は無線LANカードをNTTに返却する必要があるが、無線LANカードの返却は楽だった。
返却用の封筒が送られてくるので、それに無線LANカードを封入して郵便局から送るだけである。
送り先やらもシール形式になっているので封筒の所定の位置に貼るだけ。

■ 解決方法まとめ

・ホームゲートウェイはただのONU機器になる(状態については本体のランプを確認)。
ONU化はNTT側が自動的に制御するようになっている。
・プロバイダからルーターが送られてきている場合は、ホームゲートウェイではなくルーター側にプロバイダ情報の入力が必要。

■ 最後に

まさかNTT側で末端機器を制御できるとは思いませんでした。

玄関先の営業の人も、お客様側での面倒な設定などは一切不要ですみたいなことを言っていたがそんなことはなかった。
無線LANカードのレンタル料が無駄にかかってくる説明も一切なかった。
あまりに不親切で憤りを感じます。

でも今更怒っても仕方ない。
とりあえず解決して何よりです。

同じような現象に悩まされている人の解決の糸口になりますように。