トゥルーワイヤレスが全盛の時代に、私は、有線で聞いていたいのです。
最近はスマホからもイヤホンジャックがなくなり、完全にワイヤレス時代になりました。
それでも音ゲーやる身としては有線イヤホンを使いたく…
ということでBluetoothレシーバーを使うことに。
私が選んだのは Qudelix-5K という製品です。
いろんなコーデックに対応しており、USB接続すれば普通のUSB DACとしても使えるようだったのでこれにしました。
iFi audio GO blu とも悩みましたが値段的に Qudelix に。
クリップの有無も決め手になりました。
箱、付属品
内容物はかなりシンプル。
・本体
・USB-A⇔USB-Cケーブル
・USB-C⇔USB-Cケーブル
の3つのみです。
説明書もありませんが、箱自体に取り扱いの説明が書いてあります。
ホワイトノイズ
まず驚いたのは、ホワイトノイズがないこと。
かなり前(10年前ぐらい)にも一度Bluetoothレシーバーを使ったことがあるのですが、その時はかなりホワイトノイズがひどく、イヤホンとの間にボリュームを絞るためのケーブルを接続し、ボリュームを絞ってノイズを抑制し、音楽自体の音量を上げるなどをして対応していました。
しかしQudelixはそんなことせずともホワイトノイズが全くない。
当時はBluetooth4.0だったこともあるので、Bluetooth5.0だからなのかこの機器の性能なのかはわかりません。
遅延
iPad mini に接続して使用しているのですが、やはりBluetooth接続だと遅延が発生し、特に音ゲーだとプレイに支障が出るほどです。
その場合は付属のUSBケーブルで直接接続しUSB DACとして利用すれば遅延は解消されます。
ただしそうすると充電しながらゲームプレイできないため、二又ケーブルなどを使って分岐させる必要がありそうです。
Qudelixのボリューム操作
Qudelixのボリューム操作ですが、接続している端末本体のボリュームを操作するものではなく、Qudelix自体がボリュームを管理しており、そちらのボリュームの上げ下げを行うものになっています。
そのため、Qudelix側のボリュームボタンを操作しても、端末本体の音量は変わりません。
調整の幅が広すぎてどこまで音量を上げ下げできるのかはわかりません。
ほぼ聞こえなくなるぐらいまで下げることもできますし、逆に本体側の音量が最低でも、Qudelix側でうるさいぐらいまで増幅させることもできます。
ただボタン押しっぱなしでは調整できず、ボタン一回分の調整幅も微々たるものでかなり連打することになるので、普通に使う分には全てQudelix側で調整するような極端な使い方はしないと思います。
基本的には端末側である程度の音量に調整し、端末側ではできない細かい部分の調整をQudelix側でやる感じです。
Bluetoothレシーバーの利点
トゥルーワイヤレスイヤホンと比較したときのBluetoothレシーバーの利点は、
・充電しながら使えるのでバッテリー切れの心配がないこと
・端末本体には線をつながなくていいこと
・手持ちの有線イヤホンを使える
になってくるかと思います。
イヤホンジャックがないスマホなどに有線イヤホンを接続するだけなら、正直こんな高い製品じゃなくても普通に接続するための製品があるので、そちらで事足りるかと思います。
ただそうすると本体からコードが伸びて、これが意外と邪魔になるんですよね。
そういう時は無線がいいなってなります。
遅延がどうしても気になる時だけはUSB接続に切り替えられるので、1台2役できるのもいいですね。
また無線化しつつ、自分のお気に入りのイヤホン、ヘッドホンを接続できるのが最大の利点かと思います。
Qudelix-5Kの不満点
今接続されている状態なのかが分かりづらい
電源をONにしてもランプが点かないので、今電源が入っているのか入っていないのかがわかりません。
実際に音を聞くか、端末の画面上部にあるBluetooth接続マークが表示されているかどうかで確認するしかありません。
ボタンが分かりづらい
電源・ペアリングボタンとボリュームボタンがそれぞれ本体の左右についていますが、慣れるまではどっちがどっちかわかりませんでした。
ボリューム側に±マークぐらいは欲しいかもしれません。
まとめ
なんだかんだ良い製品です。
・スマホなど本体にイヤホンジャックがない
・手持ちの有線イヤホン、ヘッドホンを使いたい
・遅延が気になるようなゲームなどはやらない
上記に当てはまる場合は結構おすすめです。
イヤホンにこだわりはない場合は素直にトゥルーワイヤレスイヤホンの方がいいと思います。