キーボード探してるときにめちゃくちゃ魅力的なキーボードに出会った。
それがUltimate Hacking Keyboardである。
■ Ultimate Hacking Keyboardとは?
左右分離型のキーボードです。
左右をぴったりくっつけて普通のキーボードのように振舞うこともできます。
その辺はMistel barccoと似た感じですね。
ただこのキーボードは金属パーツが付いていて、ちゃんと固定できます。
2014年か2015年ごろにクラウドファウンディングで資金調達して製品化にこぎつけた製品のようです。
アタッチメントモジュールがいくつかあるんですがそれらはまだ開発中のようです。
そしてやっぱりキーのフルプログラミングが可能。
Base、Mod、Fn、Mouse、の4つのレイヤーがあり、さらに幾つかのプロファイル*1を構築できます。
公式サイト
■ 購入方法
①商品選択
公式サイトのShopに行き、普通の通販サイトのように商品を選択してカートに入れて購入を行います。
ANSIとISOの違いは、左シフトとZの間に1つキーがあるかないかです。
それ以外の違いはありません。
軸は白と緑がCherryMXで他はKailhです。
カート内はこんな感じ。
支払い情報入力前に送料計算ができます。
②支払い情報入力
海外表記で入力。
海外サイトなので住所などは海外仕様で入力しなければいけません。
海外表記に変換するこのサイトがすごく助かりました。
③確認して確定
④支払方法の選択
とあるサイトではPayPalが使えるとのことでしたが支払方法でPayPalが選べませんでした。
なのでクレカで支払いました。
海外だし、クレカ情報を入力するのは不安、という方はVプリカをオススメします。
私もVプリカで購入しました。
Vプリカはライフカード*2以外の購入だと若干の手数料がかかるのと、海外取引だとさらに手数料がかかりますが、使い捨てで使えるクレカ番号が発行できるのである種の保険と考えれば悪くない選択だと思いました。
ちなみにちゃんと支払いもできて商品も手元に届きました。
支払いに関しては問題ないでしょう。
また料金はドルなので、少しでも安くしたいなら円高の時を狙いましょう。
Googleの検索欄に$込みの価格を入力すると日本円に換算してくれます。
このスクショとるために模擬購入してみたら無駄アカウントが作られてしまったかも…
UHK公式さんスミマセン…
■ 到着
梱包は非常に丁寧な印象でした。
専用の緩衝材でキレイに梱包されています。
一番外側の段ボールに関しても、海外製品を買うとよくあるウ〇コみたいなニオイのする段ボール(マジでよくあるんです)ではなく、特に臭わない普通の段ボールでした。
むしろ中の箱開けたらちょっといい匂いだったかも。
外箱
本体
注文から到着まではこんな感じでした。
- 6/14 注文
- 6/19 発送
- 6/25 到着予定 ⇒ 平日で受け取れないので29日に変更
- 6/29 到着
UHK公式によると、注文から発送までは1週間以内に行われるらしいです。
国際便はDHLになりますが、DHLは到着予定より早めに到着することが多い気がするので受け取り日時指定しなければ実際の到着はもっと早いんじゃないでしょうか。
購入した内容と最終的な価格はこんな感じです。
- キーボード本体 : $275
- パームレスト : $75
- Key Cluster Module : $60
- 送料 : $30.42
- 関税 : 2,680円
Vプリカの手数料諸々含め、ドルを円換算にして49,736円、プラス税関で計52,416円でした。
KeyClusterModuleを注文しなければもう少し安くなります。
■ 設定
キーレイアウトはUS配列での設定になります。
Fnモードのホームポジション周りに、プログラミングに頻繁に使いそうなキーを配置しました。
OSの設定は日本語配列で使う予定なので日本語配列に合わせて調整してあります。
Koolertronのソフトより設定しやすいです。
ただ専用ソフトが立ち上がってくれないことが頻繁にある。
その場合PC再起動しないとどうにもならないのでちょっと面倒。
■ 使用感
いやもう素晴らしいです。
キーこんなに少なくて大丈夫かな?と思いましたが意外と大丈夫。
といってもまだ使用1日なので使い込んでみないと何とも言えない部分ではありますが。
専用パームレストも本体にネジ止めできるので移動させるときも楽々。
私が買ったのは赤軸ですが、Koolertronの赤軸より気持ち重い感じがします(UHKのほうが好き)。
指を乗せてるだけで誤入力されることはほぼ無いかも(パームレストのおかげ?)
本当は本体カラーは白が良かったんですが、黒以外の本体カラーと、無印キーキャップは在庫が無くて発送が遅くなるよってことだったので黒にしました。
もし2台目買うことがあれば時間かかってもいいので白を選びます。
それからやっぱり気になる点もいくつかあるので箇条書きでまとめます。
良い点
- 左右分離型
- キーマップのプログラミングが可能
- 専用のパームレストがある
- キープログラミングソフトが使いやすい
- 各特殊レイヤーはその入力状態を固定できる(CapsLockみたいな感じ)
- 今どのレイヤーが選択されているかが分かりやすい
悪い点
- PC接続用のMiniUSBがめちゃくちゃ挿しにくい
- キープログラミングソフトが立ち上がらないことがある
- 脚用のパーツが柔らかすぎて、ネジを強く締めすぎると潰れる
- 価格
- 日本語配列として使うには日本語用キーがちょっと少ない(無変換などは無い)
- Nキーロールオーバーではない
■ 使用感特筆
〇 : 専用パームレストについて
本体にネジ止めして固定できるのが大変ありがたいです。
持ち上げて移動させたりするときも、キーボード本体と一緒に移動できます。
その分コンパクトさは若干損なわれてしまいますが…
〇 : 特殊レイヤーの固定機能
これは画期的だと思いました。
ボタンを押しっぱなしorトグルにするかの設定が可能で、トグルにすると1回押すと
そのレイヤー固定、押しっぱなしモードでも、そのキーをダブルクリックの要領で押せば入力モードを固定できます。
特にカーソルキー用のレイヤーなんかで使うと非常にありがたみを感じます。
× : PC接続用のMiniUSBケーブル
これについてはめちゃくちゃ挿しづらく、ぜひとも改善して欲しいところです。
私は素手で差し込むことが難しいので、差し込む際には毛抜きやピンセットなどを使ってます。
× : 足用のパーツ
素材が何なのかはわかりませんが、非常に柔らかく、ネジをきつく締めすぎるとそのネジに圧迫されてプラスチックがつぶれます。
どこまでネジ入るんだ?と思いながら回してたらいつの間にかつぶしてました。
最初のネジ留めで気づいたので3/4は大丈夫でしたがこれから取り付ける方はご注意を。
× : 価格
やっぱりキーボードとして5万(パームレスト、モジュール込み)は非常に高いです。
普通のメカニカルキーボードなら2~3個買えてしまいます。
ただキーボードとしての完成度は非常に高いと思いますし、これから開発されるであろう専用のアタッチメントにも期待です。
× : Nキーロールオーバーじゃない
そのためゲーム用途にはあまり向かないと思います。
テストのために音ゲーやってみましたが、Koolertronは7キー同時押し可能、UHKは6キーまでの認識でした。
■ 最後に
懐が寒くなりましたが非常にいい買い物したと思えるキーボードでした。
今のところキーボードとしての用途自体に対する不満はないので、これからプログラミングをよりエンジョイします。
まだ開発中のキーモジュールの到着も楽しみです。
カスタマイズの幅が広がりますね。
開発中のモジュールについて、キーモジュールは左手用にしか用意されていないようで、私はBを右手でも打ちたいのでUHK公式のTwitterに対して右のキーモジュールも作って欲しい的なメッセージを投げてみました。
UHK公式からいいねを頂きましたが果たして作ってくれるのでしょうか。
@UltHackKeyboard
— ネギ卜ロマン (@NegiuraRoman) 2019年6月17日
I ordered UHK with key cluster module.
I am very much looking forward to getting it.
By the way, I also want a key module on the right side.
Because I type the B key with both hands.
I'm glad you consider it.