なかなか良いマウスが見つからないのでトラックボールに手を出してみました。
ELECOM M-DPT1MRXBK という人差し指でボールを操作するタイプのトラックボールです。
■ なぜこのトラックボールか?
トラックボールには親指タイプと人差し指タイプがあると思いますが、ぱっと見の印象で人差し指操作の方が扱いやすそうだな思ったので、まずは人差し指操作の物を探しました。
そして無線、大き目サイズ、など諸々考慮したところこれに行きつきました。
■ 所感
トラックボールについて
トラックボール自体が初なので他の製品との比較ができませんが、慣れれば扱いやすいのかな?といった印象。
最初こそ戸惑いましたが慣れてしまえば普通に操作はできるようになりました。
一日も操作してれば大体は慣れると思います。
サイズについて
サイズ感は結構いい感じでした。
大きいかと思いましたがマウスのように机上を動かすわけではなく、場所は固定なので若干大きくても全然気にならない。
マウスでいうと、自然と手をペタッとマウスにくっつけるような持ち方(かぶせ持ち)になります。
操作感
ボールの動き出しに引っ掛かりがあります。
止まった状態から少しだけ動かしたい場合でも、初動でカクッっとなってしまい思った以上にカーソルが動いてちょっとイライラします。
なので細かい作業には向いていなさそうです。
動かし続けている分には特に気になりませんでした。
人差し指、中指、薬指の3本で動かせば何とか細かい制御もできますが、それでもちょっと微妙な感じです。
わかりづらいですが中指を真ん中に、人差し指と薬指でボールを挟み込むような形で持ってます。
クリック感
進むボタンと戻るボタンとFn3ボタンについては静音仕様で良いのですが、その他のボタンがカチカチうるさいです。
なぜ全てのボタンを統一してくれなかったのか…
そしてなぜ一番よく使うであろうクリックボタンをうるさくしてしまったのか…
謎です。
ホイールについて
回転もクリックも固めです。
ちょっと固すぎるかなと思う程度には固いです。
チルト(左右スクロール)も付いています。
そして製品説明にも書かれている「光学式エンコーダ」を使ったセンサーによるスクロール制御なんですが、これが一番ダメな部分だと思いました。
センサー制御のためか、ホイールをコクッというクリック感が発生しないようにピクピク動かすようにすると、それだけでスクロール操作とみなされてしまいます。
これによって何が起こるかというと、ホイールクリックしただけでスクロール→親指を離したら元の位置に戻る、ということになり、画面上では無駄な上下スクロールが頻発するという事態になりました。
正直使っててイライラします。
またホイールクリックが固すぎるので少しのスクロールも発生させずに押すことは困難だと思います。
なのでホイールクリックは別のキーに割り当てて使うようにしていました。
■ まとめ
値段の割にちょっと残念なトラックボールでした。
サイズ感は丁度良いだけに惜しいところですが、今後は使わないと思います。
この形そのままのマウスが販売されてくれれば結構良さげかもしれません。